今回の作業は、レクサスIS(GSE20)の純正HDDナビオーディオにおいてAUXが使えない問題の解決です。
20系のレクサスISには、純正のセンターコンソール(ひじ掛けの中)にステレオミニジャックのAUX入力があります。
お客様がBluetoothユニットをそこへ差してAUXで聞こうとしたところ使えないとのご相談でした。
はじめは、オーディオのモードをAUXにしていないだけでは?と思いボタン操作をするもそもそも、AUXへの切り替えが出来ません。
原因を調べていると、どうやらオプションで地上デジタルテレビを見れるようにチューナーを後付けしている場合、テレビ音声をAUXに割り込ませているためコンソール内のAUXを外して使えなくしてしまっているようでした。
解決方法としましては、ナビを一度外して元のAUX端子を差しなおす手順となります。
ナビを外すにあたり、まずは画像のサイドパネルを左右とも外します。
こちらはツメで止まっているだけなので、上手前に引っ張るイメージで引き抜きます。
次にシフトパネルを上へ引っ張って外します。
こちらもツメだけなので、画像の位置に指を入れて取りました。
シフトパネルには配線が2本繋がっているので、カプラーを抜いて外します。
灰皿ユニットを止めている2本のネジをプラスドライバーで外して、ユニットを手前に引っ張って外します。
すると奥に、ナビを固定している10mm頭のボルトが見えてくるので、こちらを2本外します。
ここからが難関です。。。
ナビ上部のネジを外すために、まずエアコンの吹き出し口ユニットを外しますがコツが要ります。
傷が付かないようにマスキングした上で、吹き出し口内部の上側を見ます。
すると小さな四角の穴が左右の吹き出し口に2か所ずつ、合計4か所あります。
ここへマイナスドライバーを突っ込んで、下へ押してロックを解除するのですが、この作業が難しかったです。
ロックを外したあとは、先端を少し曲げた針金を使って、エアコン吹き出し口にさして引っかけながらユニットごと手前に引き出します。
あとはナビ上部の10mm頭のボルトを2本外して、ナビユニット丸ごと手前に引き出します。
画像で青色のカプラーがささっている状態がAUXが使えるかたちです。
外れている白色のカプラーが繋がっている状態が地デジの音声をつたえる役割をしていたので、今回はお客様の意向でテレビの音声は使えなくしました。
AUXへの切り替えが出来るようになって無事に解決です!
これで20系のレクサスISでもBluetoothオーディオが使えるようになりました。
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