ビッグモーターさん、グッドスピードさん、そしてついにネクステージさんの不祥事もニュースになってしまいました。

今年の夏、世間を大きく騒がせているビッグモーターさんのニュースですが、業界内でも次はあそこも危ないのでは

と言われている中で、グッドスピードさんでも不祥事が発覚しました。

そして、ついに…ネクステージさんでも不祥事が発覚して中古車大手の会社が出そろう形となりました。

個人的にはまだ新たな会社様も出てくるのでは…と言う気もしますが、ただでさえ怪しいと言われがちな僕ら中古車業界。

もちろん他人事ではなく、自分のお店の信用をこれまで以上にもっとお客様へ証明していく必要がありますし、これだけ悪事のニュースが続いたのですからお客様にすれば、どこも悪いことをしているんだろうと思われても仕方がありません。

ただ、こういった不祥事が起きやすい会社にはある共通した特徴があると思います。

厳しいノルマ過剰な設備投資高水準すぎる給与体系働く社員にも不満が残りやすい体育会系の体質

車が好きで、お客様と車を通じて楽しく会話をしたい、そんな思いで僕は車屋をやっていますし、きっと不祥事が発覚した会社でもそんな気持ちの社員さんはたくさんいたのだろうと思います。

それでも、過剰な設備投資や高水準すぎる給与体系では必然的にノルマが上がり、結果として行き過ぎた利益主義を求める体育会系のゴリゴリの営業会社が出来上がります。

そんな会社で働いていて、お客様と車を楽しみながら会話をする余裕が持てるでしょうか?

難しいと思います。

僕が独立前に働いていた会社では、報道にあるような厳しいノルマや罵声を浴びせられるような体質はありませんでしたが、お客様と会話を楽しむ余裕を持つのは難しい空気感がありました。

僕が独立を目指した大きな動機のひとつです。

会社である以上、ノルマもありますし、利益を追求するのは当然のことだと思います。

でも、そこにお客様と会話を楽しんだり、一歩踏み込んだ親しい関係になる空気感を持つのはダメなことでしょうか?

僕は昔からそれが疑問でした。

みんな必死に営業マンを演じて苦しんでいるのに、どうして自然体で仕事をしないんだろうと。

もちろん、良い悪いやお客様の求めるスタイルもひとそれぞれに違うので、どちらが良いとは言い切れませんが、僕は自然体で、自分もそうですしお客様も無理せずに楽に来られるお店にしたいと思っています。

最後に業界への不信ですが、この先の信用は言葉ではなく行動、会社の活動でしか証明できないと思います。

お客様としては、今後どういったお店に任せれば良いのか迷ってしまうかも知れませんが、やはり人を見るしかないのかなと思います。

会社の方針、体質はすぐには分からないかも知れませんが、あなたの目の前にいる営業マンがその会社の顔です。

お客様の事情を汲まずに押し売りまがいのセールストークを展開する人間が目の前にいたとするならば、それがその会社の本質、体質です。

個人的には、即決を促してくる人間は信用しないようにしています。

だって、その即決は誰のためですか?

営業マンとしてクロージングは仕方がないにしても、お客様の事情を無視した押し売りは論外です。

そしてそれは車屋さんに限りません。

今はたまたま車屋さんのニュースが続いていますが、悪質な会社は世に多く存在すると思います。

これから、みなさまが良い会社様と良いお付き合いが出来ますように。

それではまた。