今回は10アクアのハイブリッドバッテリー交換作業のご紹介です!
ハイブリッド車の宿命でもあるハイブリッドバッテリーの交換。
一体どんな物がどんな所についているのか?
気になっている方も多いと思いますので今回の内容が少しでも参考になればと思います!
それでは作業に入っていきます。
アクアの場合はリアシートの座面下にハイブリッドバッテリーがあります。
各トリムと座面等周辺部品を外していきます。
まずはこちらの座面下のカバーを外します。
座面の上端が数か所クリップで止まっているので、クリップを外してフロント側に引っ張って外します。
カバーが外れたら次はシート座面を外します。
シートの手前側の下に手を入れてグイっと上に持ち上げてフレームに止まっているクリップを外します(左右一か所ずつ)
車によってはクリップがかなり硬くはまっている車もあるので、クリップ近くに手をかけて力が逃げないように外します
シート座面が外れるとフレームが見えますので次にこれを外します。
上下各2箇所の14mmのボルトで止まっているのでこれを外してフレームを取り外します。
少し重いのでご注意を。
フレームが外れるとこんな感じでバッテリー本体を拝めます。
このまま周辺部品の取り外しへ移ります。
ハイブリッドバッテリー本体の作業に入る前にこのオレンジの大きなクリップを外します。
通称「サービスプラグ」と呼ばれていて、これを取り外すことでハイブリッドバッテリーの電圧を完全にカットし安全に作業が出来ます。
詳しい仕組みは自分も良くわかりません(笑)
持ち手の部分を下に押し下げ、持ち手を起こすと手前に引き抜けます。
ダクトを外し、その下のサービスプラグ周辺の配線とクリップを外していきます。
バッテリー上側の配線とクリップを外します。
ブロアモーター本体も取り外し、ボルテージセンサー周辺の配線も全て外していきます。
周辺部品と配線が全て外れたらハイブリッドバッテリー本体を取り外します。
12mmのボルト4本で止まっています。
重いので男手2つで車外へ運び出します。
一人でも出来ない事はないですが踏ん張り方を間違えると一気に腰がやられますのであまりお勧めはしません(笑)
こちらがリビルト品のハイブリッドバッテリー。
厳重に梱包されて届きます。
バッテリー本体と配線類、ボルテージセンサー以外は取り外したバッテリーから移植となります。カバーやリレーボックス等。
移植の詳細は写真の枚数の都合上今回は割愛しますm(__)m
部品を移植し、組み終わったら元通り車両へ設置します。
あとは外した時と逆の順序で配線や周辺部品を組付けていきます。
間違えることはよっぽどありませんが、クリップの場所等写真に残しておくと便利です。
サービスプラグも戻し作動確認。
無事にハイブリッドシステム警告灯も消え完了です。
ハイブリッドバッテリー交換と聞くと金額も規模も大きく覚悟がいるイメージがありますが、使用する部品の種類によって金額を抑えることも可能です。
その分リスクを伴うこともありますが、交換後の使用期間や用途に合わせて選択も出来ますのでご相談ください。
この度は作業のご依頼誠にありがとうございました!!
それではまた!!
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